ファスティングはハリウッド俳優も実践?「16対8断食」をやさしく解説
「最近、体重が落ちにくくなってきた」
「食べる量はそんなに多くないのに、なぜか太りやすい」
「ファスティングに興味はあるけど、何日も食べないのはちょっと怖い……」
そんな人が一度は耳にするのが、
「16対8断食」
というファスティング方法です。
ハリウッド俳優のヒュー・ジャックマンさん、ニコール・キッドマンさんなどが、体づくりのために取り入れた方法としても知られています。
でも、
「16対8って、いったい何?」
「16時間も何も食べないの?」
「よく聞く16時間ファスティングとは違うの?」
と思いますよね。
実は、仕組みはとてもシンプルです。
今回は、誰でもわかるように、やさしく「16対8断食」について説明していきます。

16対8断食ってなに?
16対8断食とは、
1日のうち16時間は食べず、残りの8時間の中で食事をする方法
です。
たとえば、
朝10時から夕方6時までを「食べる時間」にします。
すると、
朝10時~夕方6時→ 食事をする8時間
夕方6時~次の日の朝10時→ 食べない16時間
となります。
これだけです。
「16時間も食べないなんて無理!」
と思うかもしれません。
でも、この16時間には寝ている時間も入ります。
たとえば夜11時から朝7時まで8時間寝たとすると、その8時間もファスティングの時間です。
そのため、
「夕食を少し早めに終わらせて、朝の食事を少し遅くする」
と考えると、意外とシンプルです。
「16時間ファスティング」と何が違うの?
ここで、
「それって、よく聞く16時間ファスティングと同じじゃないの?」
と思った人もいるかもしれません。
その通りです。
日本でよく使われる
「16時間ファスティング」
と、
「16対8断食(16:8)」
は、基本的には同じ方法を指しています。
どちらも、
16時間は食べず、残りの8時間の中で食事をする
という考え方です。
違うのは、主に呼び方です。
日本では「16時間ファスティング」と呼ばれることが多く、海外では「16:8 fasting」などと呼ばれます。
また、研究の世界では、
「時間制限食」
と呼ばれることもあります。
つまり、
16時間ファスティング = 16対8断食
と考えて、ほぼ問題ありません。
ただし、ひとつ気をつけたいことがあります。
「16時間食べなければ、残りの8時間は何をどれだけ食べてもいい」
という意味ではありません。
食べる時間だけでなく、何を食べるかも大切です。
どんなスケジュールになるの?
たとえば、こんな生活です。
朝7時起床。水やお茶を飲む。
朝10時最初の食事。
昼1時昼食。
夕方5時30分夕食。
夕方6時食事終了。
夕方6時~翌朝10時食べない時間。
つまり、
「夜遅く食べない」
「朝すぐには食べない」
ことで16時間をつくります。

なぜ16時間、食べない時間をつくるの?
私たちの体は、食事をすると食べ物からエネルギーをもらいます。
ごはんやパンなどを食べると、それを体を動かすエネルギーとして使います。
でも、ずっと何かを食べ続けていたらどうでしょう?
朝ごはん。
10時のお菓子。
お昼ごはん。
3時のお菓子。
夕食。
夜のアイス。
こうなると、朝から夜まで何度も食べ物が体に入ってきます。
そこで、あえて**「食べない時間」**をつくります。
食べ物が入ってこない時間が続くと、体は蓄えているエネルギーも使うようになります。
16対8断食では、
「何を食べるか」だけではなく、「いつ食べるか」も整える
という考え方をします。
「8時間なら何を食べてもいい」は間違い
ここはとても大切です。
16対8断食というと、
「8時間の間なら好きなだけ食べてOK!」
と思ってしまう人がいます。
でも、それでは健康的な食生活とはいえません。
たとえば8時間の間に、
・ラーメン
・ケーキ
・ポテトチップス
・甘いジュース
・夜にドカ食い
という生活をしていたら、食事時間だけを短くしても十分とはいえません。
基本は、
普通の食事を、決めた時間の中で食べること。
野菜、肉、魚、卵、ごはんなどをバランスよく食べることも大切です。
ヒュー・ジャックマンさんも実践したの?
映画「ウルヴァリン」などで知られる俳優ヒュー・ジャックマンさんも、役づくりの食事管理として「16対8」に近い方法を取り入れたことで知られています。
ただし、ここで注意したいことがあります。
ヒュー・ジャックマンさんは、
「16時間食べなかったから、あの筋肉になった」
わけではありません。
食事内容を細かく管理しながら、かなり本格的な筋力トレーニングも行っています。
つまり16対8断食は、
「ハリウッドスターの体になれる魔法の方法」
ではありません。
あくまで、
食事の時間を整える方法のひとつ
と考えるのがよいでしょう。
いきなり16時間やらなくてもいい
「やってみたいけど、16時間はちょっと自信がない……」
そんな人は、無理に16時間から始めなくても大丈夫です。
たとえば、
12時間食べない↓14時間食べない↓慣れてきたら16時間
というように、少しずつ食べない時間を長くしていく方法もあります。
たとえば、
夜8時に食事終了↓朝8時に朝食
これだけでも12時間です。
まずは、
夜のお菓子をやめてみる。
これだけでも食べない時間は長くなります。

16対8断食で大切なのは「我慢」ではない
ファスティングというと、
「空腹を我慢する」
「食べるのを禁止する」
というイメージを持つ人もいます。
でも、大切なのは我慢大会をすることではありません。
まず見直してほしいのは、
「なんとなく食べていないかな?」
ということです。
テレビを見ながらお菓子。
子どもの残したごはんを一口。
寝る前にちょっとアイス。
仕事の合間に甘い飲み物。
こうした「ちょこちょこ食べ」が重なると、食べていないつもりでも、一日中何かを口にしていることがあります。
だから、
食べる時間と、食べない時間を分ける。
これが16対8断食の基本です。
こんな人は自己判断で始めないで
ファスティングは、誰にでも同じように向いているわけではありません。
特に、
・糖尿病などで治療をしている人
・薬を飲んでいる人
・妊娠中、授乳中の人
・成長期の子ども
・過去に摂食障害があった人
・持病がある人
などは、自己判断で始めず、医師などの専門家に相談してください。
まとめ|16対8断食は「食べない時間をつくる」方法
16対8断食は、
16時間食べない時間をつくり、残り8時間の中で食事をするファスティング方法
です。
日本でよく聞く**「16時間ファスティング」と基本的には同じもの**です。
難しく考える必要はありません。
ポイントは、
・睡眠時間も16時間に含める
・夜遅くまで食べ続けない
・8時間なら何でも食べていいわけではない
・無理なら12時間や14時間から始める
・我慢よりも「食べる時間を整える」と考える
ことです。
ファスティングで大切なのは、
「長く食べないことを競うこと」ではありません。
自分の生活を振り返って、
「本当にお腹が空いて食べているのかな?」
「なんとなく口に入れていないかな?」
と考えるきっかけにすることです。
いきなり完璧を目指す必要はありません。
まずは今日、
「夜のダラダラ食べをやめてみる」
そんな小さな一歩から、食生活を整えてみてはいかがでしょうか。




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